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北京回想

―かわりゆくもの、きえゆくもの。

描いたものは1984年の風景である。
空は青く広く、緑は厚く、そして深かった。車やバスを圧倒する自転車の波、いつ、どのように道を横断するのか、信号など何も働きを示さなかった。ひとびとの暮らしが外にまではみ出した小路(胡同)、時がゆっくりと流れていた。声を懸けたら逃げていってしまった子供達、見守るじいさまやばあさま達が笑ってくれた。白と黒ばかりで色彩に乏しかった人々の装い、赤やジーンズを身につけていた自分の色彩感覚が、なぜか恥ずかしかった。
それだけだった。それで充分だった。それが私の北京だった。
今、その北京が大きく変わってゆくと聞く。
自転車に代わり、観光客を乗せたバスやタクシー、多忙なビジネスマンが先を急ぐ商用車が街路を埋め、高層ビルが広大な青空を遮り、かつて恥ずかしいとさえ感じてしまった色彩以上の彩りが人々の身を飾る。
街が変わる。ましてや2008年北京五輪という地球規模のプロジェクトを前にしては、その変貌は文字通り、破壊的であり、熱狂的でさえあるのだろう。
都市が成熟し、発展するとはそういうことなのだ。それは歴史を誇る万里の長城や故宮にしても例外ではない。時代の決意はひとつの例外も認めないのだから。
私の見た北京が消えて行く。
昔ながらの北京は再開発の名のもとに、ごう音とともにひっそりと消えてゆく。それが五輪前夜の悪夢でないことを祈りたい。

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